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「その他短編」
凡人・大木広人の事件簿 ~密室、消えたP&Uの謎~


凡人・大木広人の事件簿 ~密室、消えたP&Uの謎~ 本編(1)

2010.10.31  *Edit 

 みっちゃんみちみちウ○コ垂れて♪
 紙がないから手で拭いて♪
 もったいないから食べちゃった♪



 学校という建物は、なぜ高台の上にあるのだろう?
 ニョロニョロと続く長い上り坂を、俺は息を切らせながら歩く。苦しいのも全て自業自得、運動不足のたまものだ。
 そんな俺の隣で、長い脚を武器にチンタラ歩いているのは、親友と言ってやらなくもない『ウメ』こと梅宮。
 ウメは、唐突にでかいアクビをした。
「ふわぁーあ……」
「……ふわぁー」
「なぁ、凡ちゃん。なんでアクビって伝染するんだろーな?」
「さぁな。前テレビでやってた気がするけど、忘れたな」
 俺は、目尻の涙を拭いながら生返事をした。
 ウメを筆頭に、気の置けない友人達から『凡ちゃん』と呼ばれるのもすっかり慣れたが、実際俺の名前に『凡』という漢字は一文字も無い。では、なぜそんなあだ名がついたかというと……。
「さっすが凡ちゃん。相変わらず平凡なリアクション」
 ――そう、俺が『平凡』極まりない人間だからである!
 ……この理由すら、平凡の極みだ。
「サンキュ。お礼に必殺技の『平凡パンチ』をお見舞いしてやろう」
 俺は、大げさに握りこぶしを振り上げてみせる。が、ウメは余裕綽々といった笑みで俺を見下ろしてきた。まさにノーガード戦法。
 コイツが俺よりスゲーと思うことは幾つもあるが、特にリスペクトしている点は、中学の頃“悪かった”ことだ。といっても、ウメが口で言っているだけなので証拠はないが、素直な俺はウメの語る『伝説』を信じ切っていた。
 俺は人を殴るなんてシチュエーションに立ち会ったことは無いし、当然オヤジに殴られたことも無い。『殴った手の方が痛いんだよ』という正論を知ってからは、ますますそんな勇気も出ない。一時の怒りより指の骨が大事だ。
 俺は自嘲しながら、貧弱な拳を下ろした。
「ふふっ……いいのさ。俺は真名《まな》の通り、広い心を持った人間だからな」
「そうそう、あまり印象に残らな……いや、オレはお前のこと愛してるぜ?」
「サンキュ。お礼に必殺技の『平凡デコピン』をお見舞いしてやろう」
 ウメが泣きを入れる前に、特技であるすばやさを活かして必殺技を繰り出し、俺は満足した。

 俺の名前は、大木広人(おおきひろと)。
 決して悪くない名前だが、画数が少ないせいか印象の薄さは否めない。
 ついでに『広』の字を『凡』に置き換えると、そういう芸名のヘタレ系タレントと同姓同名になる。あだ名の由来はこのへんにもあるのだろう。
 悲しいくらいルックスが平凡なのも、親の遺伝子のせいであって、俺のせいじゃない。
 身長は百七十センチちょいで、中肉中背。床屋で適当に切った黒髪の短髪、何度か顔を合わせた相手にも「初めまして」と高確率で言われる、のっぺりした純和風な顔立ち。
 小学校低学年くらいまでは、運動が得意で活発な男児だった。中学でも、サッカー部でそれなりに頑張っていた。中二の頃から視力が落ち始め、レギュラーを降ろされたのが運のツキ。
 不貞腐れた可愛くないメガネっ子の俺は、たいした受験勉強もせず、なんとか近所の高校に滑り込んだ。高二になった今は、ゲームと漫画に夢中の立派な帰宅部員だ。成績も中の下といったところ。
 かといって、この平凡な人生に別段不満も無い。こんな俺にも「愛してる」と告白してくれる親友がいる。数はさほど多くないが女友達だっている。
 彼女いない歴イコール年齢だが、まだ焦りは……ほんの少ししかない。ゲームの世界では二次元の美少女たちに激モテだし、最近は転校生の美少女にドキドキしたりもしている。(もちろん、後者はゲームの話ではない。三次元の話だ)
 こんな感じで、着々と平凡な人生を歩んでいる俺にとって、今日という日はかなり非凡な一日だった。
 なんせ、日も昇らないくらい朝早くから、学校へ向かっているのだから。
「ふわぁーあ……」
「……ふわぁー」
 なぜアクビが移るのかは分からないが、アクビが出る理由は分かる。昨夜コイツと二人で、とあるギャルゲをクリアするために、ほぼ徹夜してしまったせいだ。
 俺は、ぱっくりと大口を開けても絵になる、親友の横顔をのぞき見た。
 ウメは一見、なぜ俺と仲が良いのか分からないくらい派手な男だ。背も高く脚も長い。顔はアイドル風。ジャニーズでもグラビアで映える美少年系といいうよりは、無理矢理ロックバンドを組まされる系の、男っぽくエキゾチックな雰囲気を持っている。
 しかし、天は二物を与えず。ウメは、性格にやや難アリ物件だ。
 竹を割ったようなと言えば聞こえはいいが、悪く言えば『空気が読めない』タイプ。
 ウメは、親友である俺以外にも強烈なあだ名をばら撒く。入学当時、ちょっとふっくらした女生徒に『デブジャージ』なんて付けてしまったのはマズかった。噂は光の速度で広まり、正義感の強い女子達から総スカンを食らって以降、特に目立ったモテ方はしていない。
 まあ本人も、今は彼女など作らずとも人生をエンジョイしているようだが。
「あー、かったりー。なんでオレ達がこんな早起きしなきゃいけないんだよ……」
「それは俺らが“文化祭委員”で、お前がその仕事を今まで逃げ回ってきたからだろう?」
 現在、時刻は早朝五時半。「早起きは三文の徳」とじいちゃん化する俺に、ウメは駄々をこねる孫のように反論する。
「でもよー、地味に仕事できる凡ちゃんはまだしも、オレは一ミリも役に立たないと思うぞ?」
 もう定番化した『ウメはやればできる奴なのに』の台詞は、何度目かのアクビに乗っ取られた。俺は眼鏡を押し上げ、溢れる涙を指先で拭う。
「俺もたぶん今日は役に立たないわ。ったく、ウメがシツコイから……ふわぁあっ」
 昨日は、ウメが俺の家に泊まりに来た。通学鞄はロッカーに放り込み、財布と携帯だけズボンのポケットに突っ込んで、学校からそのまま直行。早めに夕飯を食べて風呂に入ったというのに、うっかりゲームをやり始めてしまったのが失敗だった。お互いゲームに関しては「勝つまでやめない」ゲーセン魔人なので、ぬるいギャルゲといえど手は抜けない。結局意中の子を落とすまで、コントローラーを手放せなかった。
 気付けば無く子も黙る丑三つ時……二時間ほど爆睡し、五時にセットした目覚まし時計と母親の怒鳴り声に叩き起こされ、家を放り出されて今に至る。
「そもそも文化祭委員なんて、優秀な“葵サマ”に任せときゃゃいいんだよ。なぁ凡ちゃん?」
 ウメは、掃除やらクラスの仕事を良くサボる。俺はといえば、「将来は公務員」と家族に太鼓判を押されるほど律儀な性格。教師や女子からの評判は上々だ。そして、女子にはすっかり『ウメのマネージャー』のレッテルを貼られている。
 毎度ウメに対するクレームを持ち込んでくるのが、女子のリーダー格である葵だ。
「確かに葵は優秀だよなぁ。昨日ウメを俺ん家に泊めたのだって、本当は葵の指示だし。『お前を一人にすると絶対朝ミーティングをすっぽかすから監視しろ』ってお達しがあってね」
「ウゲッ! あのでしゃばりデブ女……」
「おいおい、本人の前でそれ言うなよ? 半殺しじゃすまねーぞ?」
 葵はウメが言うほど太ってはいない。ぽっちゃりして愛嬌がある小動物みたいだ。とにかく明るくて良く喋るクラスのムードメーカー。人見知りしない気さくな性格だから、男女問わず人気が高い。
 葵が文化祭委員を任されたのは、去年もその仕事を引き受け、クラスのイベントを大成功させたという実績を買われたせいだ。そして、俺が引き受けたのは『推薦入試を受けたいなら、ここらで一仕事しておいた方がいいぞ?』という担任の囁きに釣られて……ウメが釣られた理由は不明だが、何か裏があるに違いない。
 ウメと葵は、一見犬猿の仲と思われている。担任は「なんとか間に入って調整してくれ」と俺に懇願してきたが、二人は案外気が合っているのは周知の事実。
 まあ、ケンカするほど仲がいいってヤツだ。
「そもそも文化祭なんて、ミスコンだけ見れりゃ満足だって。当然、生徒会長は本命……でも今年は対抗馬が居るし、楽しみだなぁ」
 むふふ、と鼻の下を伸ばすところがまた「エロイ」と女子からの評価を落とす理由だが、当の本人は一向に変える気配が無い。俺も突っ込みたいところだが、ミスコンのことを想像するとついニヤけてしまう。
 去年のミスであり今年三年の生徒会長は、どの角度から見てもパーフェクトな美女だ。ただ、美人過ぎて近寄りがたい。
 それに比べて、件の転校生は……。
「なあ、やっぱ水瀬さんもミスコン出ると思うか?」
「……さあな。転校してきたばっかだし、大人しそうだし、そういうの苦手なんじゃないのか?」
 うしし、と頬をつり上げるように含み笑いをするウメ。何が言いたいかは察している。このネタは地雷だ。こういうときは逃げるに限る。
 ちょうど、学校から一番近いコンビニが見えてきた。
「あ、そーいや俺、買うものあったんだ。コンビニ寄ってくわ」
「じゃあオレは先に行っとく。昨日からウ○コ我慢してたのが、そろそろ顔出しそう」
「――バカッ、早く行けよ!」
 俺が叫ぶと、ウメは高らかに笑い声を上げながら走って行った。



 早朝の学校は、薄闇も相まって新鮮な印象だった。
 重いコンビニ袋をぶらさげながら、色づき始めたプラタナスの並木道を通り抜け、校門をくぐる。グラウンドには人っ子一人居らず、校舎の右端の用務員室と、左端の職員室にだけ明かりがついている。
 快い静寂は……俺が校内に足を踏み入れたところで、ぶち壊された。
「――だからアンタには任せられないってのよ! このアホウメ!」
「はいはい、分かったよ。ほら、大好きな凡ちゃんが来たぞ?」
 まるでリードから解放された子犬のように、小柄な葵がすっ飛んで来た。たすき掛けにしたショルダーバッグの紐が、豊満な胸に食い込んで目のやり場に困る。
「大木クン、おはよっ! 本当に大好きっ、アホウメと違ってねっ」
 戸惑う俺に頓着せず、表情をコロッと変えると、両手を腰にあて噛みつかんばかりにウメを睨みあげる葵。ウメがまた何か葵をからかうような発言をしたに違いない。俺が居ればこじれる前に止めてやったのに。
「ったく、朝っぱらから、お前ら本当に元気だなぁ」
「もうウメのことは放っといて、文化祭はアタシ達で頑張ろうねっ!」
「俺はウメをこの時間に連れてきたことで、既に力尽きたぞ?」
「ホント、偉いよ大木クン! さすが敏腕マネージャー!」
 葵の微妙な褒め言葉に苦笑しながら、俺は踵を踏みつぶしたスニーカーを脱ぎ、靴箱前のスノコに乗った。拾い上げたスニーカーは、安物のコンバース。靴底がすり減ってボロボロだけれど、そこが気に入っている。「そろそろ洗濯しなきゃな」なんて考えているところに、ある人物がやってきて……俺は、靴をボトッと落とした。
「――おはよう。葵ちゃん、梅宮君、大木君」
「おはよ、ミナ! 先に来てたんだっ」
 葵が、廊下の向こうから歩いてきた一人の少女の元へ飛んで行く。少女は、口元を覆ったマスクを外すと、真っ白い歯を見せながら屈託の無い笑顔を向けてきた。
「うん。お母さんが車で送ってくれて……ちょっと早く着き過ぎちゃったから、保健室寄ってたの」
 俺はその笑顔を直視できず、ブラウスの胸で揺れる彼女のリボンや、引き締まったウエスト、短めのスカートの下から覗くほっそりとした足のあたりと、うろうろ視線を彷徨わせた。そんな俺を、ウメがニヤつきながら見ているとも知らずに。
 水瀬咲子。この二学期からうちのクラスに加わった、いわゆる時期外れの転校生だ。噂によると両親が離婚したため、母親の実家があるこの町に移り住んだらしい。
 文化祭のミスコンで『対抗馬』と噂されるだけのことはある、誰もが目を奪われるような可愛らしいルックス。名前の通り、みずみずしく透明感のある素肌と、花が咲くように可憐な笑顔。その裏に隠れた、両親の離婚という悲しい過去と、不意に見せる儚げな表情……。
 様々なステータスが針を振り切るほどレベルの高い彼女を見て、うちのクラスの男共は完全にノックアウトされた。当然クラスの平均値男と名高いこの俺も、例外ではない。
 俺は、はしゃぎながらイチャつく女子二人を尻目に、ウメに小声で話しかけた。
「おい、なんでここに水瀬さんが居るんだっ?」
「葵と水瀬さんの二人になったんだって。うちのクラスの文化祭委員女子。先生が『クラスに早く溶け込めるように』ってご指名で追加オーダーしたらしいぞ」
 いかがわしい飲食店みたいな言い回しに突っ込む余裕も無く、俺はウメの耳元で凄んだ。
「……てめー、それ知ってたな? お前がすんなり委員なんて引き受けた時点で、オカシイと思ったんだよっ」
「そりゃ、水瀬さんとお近づきになる大チャンス……なーんてなっ。オレはただ凡ちゃんの甘酸っぱい初恋を、近くで見届けたいなーと」
「ちょっ、デカイ声出すなって!」
 俺が思わず声を荒げたとき、耳に心地よいハイトーンボイスが届いた。
「二人って、本当に仲がいいんだね」
 いつの間にか、水瀬さんが俺達の傍に居た。鈴が鳴る様な声とは良く使われる表現だが、水瀬さんの声はまさにそれだった。俺ら男子のダミ声と比べれば、同じ声帯を持つとは思えない、軽やかな声が静かな校舎に響き渡る……それだけで心が洗われる。
「まぁねー。オレと凡ちゃんは、ラブラブってヤツですよ。昨日もお泊りデートだったし。オレらが寝ないで何してたか、知りたい?」
 固まる俺と対照的に、テキトーな軽口をたたき始めるウメ。すかさず葵がカットインする。
「ウメったらやめてよ! ミナは清純なんだから、変なこと教えないで!」
「ふふっ、梅宮君って面白いねぇ」
 会話が弾む中、俺は首を縦や横に振ることしかできない。なんせ、視界に水瀬さんの姿が入るだけで、心臓が爆音を立てるのだ。激烈美女な生徒会長を見てもこんな風にはならないのに……これが『恋』というものなのだろうか? 例えるならば、子どもの頃お祭りで食べた『あんず飴』のように、甘酸っぱい気分……。
 とにかく冷静にならねばと、俺は転げ落ちたスニーカーを拾った。そのまま靴箱を開けようとして、チッと舌打ちする。
 うちの学校の靴箱には、各自が鍵をかけるようになっている。というのも、上履きを兼ねる体育館シューズの盗難が多発したせいだ。百円ショップで買った小さな南京錠が、俺の靴箱の取っ手にもぶら下がっている。
 片手に重いコンビニ袋、片手にスニーカーを持ち、両手がふさがっていた俺はウメに言った。
「なあ、ウメ。俺の携帯に鍵ついてるから、靴箱開けてくれよ」
「はいはい、ではお尻を出してくださいませ、ご主人サマ」
 貴族のように気取ったお辞儀をしてみせるウメ。頼まなきゃ良かったと猛烈に後悔したが、時既に遅し。葵は「執事カフェみたい」と爆笑しているし、水瀬さんもつられて笑っている。笑うたびにブラウスの肩先で揺れる栗色の柔らかい髪が、朝日を乱反射して輝く。
 自虐的なネタであれ、こうして水瀬さんから笑いが取れたことは悪くないのかもしれない。昨日までは一クラスメイトで、名前すら知られていなかったはず。でも彼女はついさっき、俺の名を呼んだのだ。まあ、ウメの名前も呼んでいたし、既にウメの方が親しくしているけれど……。
 俺の尻ポケットから携帯を抜き、靴箱へ向かうウメの背中に「とっとと失言して嫌われろー」と邪念を送る俺に、葵が話しかけてきた。
「それにしても大木クン、どうしたのその荷物。遠足行くみたいよ?」
「ああ、母ちゃんがさ。葵達と朝一番でミーティングだって言ったら、いつもお世話になってるからって小遣いくれた」
 掲げたビニール袋の中には、俺とウメ二人分の朝食と飲み物、さらには葵が好きな惣菜パンやスナック菓子がたっぷり詰まっている。
「いやん、大木ママ大好きっ! いつでも嫁に行きますって伝えてっ」
「バッ……何言ってんだよっ」
 誰かれ構わず「好き」だの何だのと思わせぶりな発言をするから、葵は男にモテる。いつもなら笑ってスルーするところだが、今だけは「空気嫁!」と突っ込みたい。うちの学校に来たばかりの水瀬さんが、葵の発言の軽さをどこまで理解しているのか……万が一、本気で受け取られたら悲し過ぎる。
 俺がさりげなく話題を変えようとしたとき、ウメが先手を取った。
「おい……」
 低過ぎる声が、軽快な空気を変える。
 見たことも無いくらい真剣な顔をしたウメが、渡した携帯で俺の肩をゴツンと叩く。複数つけたアニメキャラのストラップが、ジャラリと音を立てる。
「これ、見てみろよ……」
 俺の靴箱へと視線を向けながら、声を震わせるウメ。
 俺と二人の女子は、ウメの背後からそっと俺の靴箱を覗き込んだ。
 その瞬間、ウメが壊れた。
「――ギャハハハッ! パンツ! ウ○コ!」
 俺の目が、信じられないものを捉えた。これは夢だと思ったけれど、両手に掴んだ荷物が俺に頬をつねる動作を許さない。
 上下二段に分かれた小さな靴箱の中、上の段には体育館シューズが収まっている。
 そして空っぽのはずの下の段には、一枚の白い布。
 まさに、女性用のパンティだった。母親が物干しにぶら下げているベージュとは違う、純白レースで、リボンのついた可愛らしいデザインの……。

 その眩しい白の上に、ころりと転がっている、細長く黒い塊があった。

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