喉ニ小骨ガ

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「砂漠に降る花」
番外編


番外編2.5 ~サラはなぜ“サラ”なのか?~

2010.02.05  *Edit 

「ねーねー、サラ姫に質問っ」
「なぁに? クロル王子」
「サラ姫は、何で自分の名前が“サラ”っていうか知ってる?」
「なによ、いきなり」
「いいからさー」
「えっと、確か“響きが良いから”って安住パパに聞いたよ。大澤パパも、海外に行ったときに通じる名前だからちょうどいいねって」
「ハナさんには?」
「どーだったかなあ。その話してたとき、一緒に居たと思ったけど……」
「僕、昨日聞いちゃった。本当の理由」
「えー、なになに? 教えてっ」
「……うーん、どうしよっかな。やっぱこれ、言わない方がいいかもー」
「ちょっと、そこまで言って止める気っ? 気になるよ……ってその言い方、なんだかデジャブを感じる……」
「まあ知りたくないならいいけど。ハナさんは『恥ずかしいから、サラちゃんには一生内緒にするつもり』って言ってたっけ。僕が告げ口したってバレたら怒られるし、この話はやっぱり」
「ズルイっ! 娘の私が知らないなんて不公平だよー。ねえ、意地悪言わないで教えてよっ」
「じゃあ、手繋いでくれたらいいよ!」
「……やっぱり。しょーがないなぁ」
「えへへー。サラ姫の手って、温かくて気持ちいいんだもん。それに安心するし」
「全く、甘えん坊なんだからっ。それで?」
「あのさ、僕この間“猫又”になった話したよね」
「うん」
「それから、ニッポンって国にすごく興味が湧いちゃってさ」
「そうなるだろうなーと思ったよ」
「この間ハナさんに、いろいろ聞いたんだ。ニッポンがどんな国で、どんな歴史があって、どんな人たちがどんな考えで暮らしてるのか。そしたら、たまたまサラ姫の名前の由来に繋がって」
「へーそうなんだ。あ、待って。当ててみる!」
「どうぞ?」
「お母さんが、お花が好きだから“ハナ”って単純につけたのよね。だからたぶん、私の名前も花から取ったんだと思うな。仏教の世界で良く出てくる“沙羅双樹”って花があるの。そこからじゃない? どう?」
「残念、ハズレー」
「えー、じゃあなんだろ。もう想像つかないや。正解教えて?」
「了解。あのね、最初は僕が“猫又”を知ってるって話をしたんだ」
「えっ、あれ話したんだ。ビックリしてたでしょ?」
「それがハナさん、僕の予想外のリアクションでさ。まったく、こっちが驚かされたよ。ハナさんってサラ姫に似てすごく変な……じゃなくて、面白い人だよね。それ聞いたとたん『妖怪大好き』って目をキラキラさせて、いきなり妙に甲高い声で……」
「『オイ! キタロウ!』」
「あっ、それそれ! なんでサラ姫もできるの?」
「……小さい頃に仕込まれたの。いつか大人になったとき、必ず“一発芸”が必要になるからって」
「ふーん、良く分かんないけど、ハナさんは教育熱心なんだね。さすが」
「教育……うん、まあそうかもね。あ、また話脱線しちゃった。それで?」
「その後、ハナさんが好きな妖怪の話になったんだよ。猫又の他にも、ニッポンには面白い妖怪がいっぱい居るんだってね」
「そりゃ居るけど……それ、ホントに私の名前と関係あるの?」
「もちろん。妖怪の中でもハナさんが一番好きなのが、田舎の綺麗な川に居るっていう、緑色の……」
「河童?」
「そうそう。そのカッパの頭にある、大事な部分を“サラ”って言うんだよね? ハナさんは、こう言ってたよ」

 ――もしも私が河童ならば、サラはそれだけ大事な存在だから。

「だってさ……ん? どーしたのサラ姫。手ぇ痛いんだけど」
「もうサイアクっ! 聞かなきゃ良かった! 全然ロマンチックじゃないっ!」
「えー、感動的なイイ話じゃん」
「どこがよっ!」
「あ、そーだ。ついでに、そのときニッポンの“有名な曲”も教えてもらったんだよ。確か……」

 それからしばらくの間、サラの頭の中にはあの曲が回り続けた。
 幼い頃から、サラも良く連れて行ってもらった、母が大好きな某回転寿司チェーン店のテーマ曲が。


→ 【番外編もくじへ
→ 【Index(総合もくじ)へ

【後書き】↓次号予告&作者の言い訳(痛いかも?)です。読みたい方のみ反転を。
(携帯の方は「テキストコピー」でたぶん読めます)
「カーッパカッパカッパのマークの~♪」スミマセン。どうしても執筆に煮詰まってしまいました。こんな小話をちょっと挟んで、とりあえずお茶を濁させてください。orz 珍しく会話のみという形式にしてみたのは、決して手抜きではありません。手抜きではありません。(大事なことなので二回) 今回サラちゃんの名前の由来編でした。中身の無いアホな話ではありますが、つつましくも愉快な親子のイメージが浮かんでくれたら大成功です。あのお皿がくるくる回るのを見てるだけで、なんとなく幸せになれますよねー。ハナさんはきっと、『娘ラブ指数』なんて考えながら、空になったお皿をうず高く積み上げていたことでしょう。毎回軽く10枚は行ったはず。家でも頭にお皿を乗せながら歌って踊って落っことして割って……なんてアホな親の想像をしているバカな作者でございました。ちなみに作者がサラと名づけたのは、人物紹介ページにも書きましたが、SALAというシャンプーのCMを見て、さらさら黒髪少女にしようと思ったからです。はい、単純バカです。
 次回こそエピローグ2に行きたいのですが、筆が……とか言ってないで頑張ります。番外編という名のお茶は甘いのです。


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