【前書き】ちょいグロホラー短編『探し物』の続編です。ホラー苦手……という方にも、そっち読んでもらった方が、より落差が楽しんでいただけるのではないかと思います。(ホラーといっても、描写は一反木綿並に薄っぺらいです) 私の名前は、佐藤一子です。 今日は愛娘と、隣町のショッピングセンターへ買い物にやってきました。「お母さーん!」 真っ白いワンピースの少女が、私の手を取り、腰にすがりつき、体の周りをぐるぐる...全文を読む
私は昔からいろいろなモノを拾ってきたけれど、まさか人間の女の子を拾っちゃうなんて……! 負け犬三十路女に訪れた、小さな愛と奇跡の物語。※ライトホラー掌編『探し物』の続編です。先にそちらをお読みいただくと、直球コメディ&キラキラファンタジーとの落差をより楽しんでもらえるかと思います。【2009.6.24】アルファポリス『WebコンテンツPickUP』コーナーに採用いただきました。→ 【本編へ】 → 【Index(作品もくじ)へ...全文を読む
【前書き】ほんのりグロ描写ありますのでご注意ください。女の人の方が、ゾゾッとしてくれるかもしれません。男性にはオエーと思われそうですが、アッサリなのでなんとか……。 駅の前に、一人の少女がいた。 長い間、切符売り場の前を行ったりきたりする少女に、声をかける者は誰も居ない。電車は一時間に一本という片田舎の駅だけに、通りがかる人は少なく、居たとしても足早に通り過ぎていく。「困ったなあ……」 少女が呟いたと...全文を読む
田舎の駅前で探し物をする少女。たまたま声をかけられた通りすがりの女は、少女の探し物を手伝うことになったが……(PG12)※救いが欲しい方向けに、続編ご用意してあります。『拾い物』続けて読むと「ホラー」→「コメディ」→「ファンタジー」の変化が楽しめるかと。→ 【本編へ】 → 【Index(作品もくじ)へ】...全文を読む
剣を打ち合わせる音が絶え間なく響く、この訓練場。 日が高くなり、徐々に気温も上がってきたようだ。 気温以上に暑く感じるのは、隣に座るこの人の発するオーラのせいかもしれない。 気持ちを切り替えるように、ふっと空を見上げたリグルは、サラに質問した。「黒騎士……サラ姫は、これだけの戦力差があっても、どうしてトリウムが勝てないか分かるか?」 その台詞に、あらためてここが敵国なのだと思い知らさ...全文を読む